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U-Boot Falconモードを使用してi.MX 8QXPを高速で起動する

この記事では、U-Boot Falconモードを使用して、i.MX 8QXPの起動時間を短縮する方法について説明しています。一般的な手法はAN14093で紹介されています。この記事の内容は、LF-6.6.23-2.0.0 BSPでテストされました。

手順

1. i.MX Yoctoプロジェクトのユーザーガイドの記載ステップに従って、Yoctoのビルド環境を準備します。ここでは、BSPが~/imx-yocto-bspディレクトリにあり、ビルド・ディレクトリは~/imx-yocto-bsp/buildであると想定します。

2. 添付のアーカイブを~/imx-yocto-bsp/sourcesに解凍します。これにより~/imx-yocto-bsp/sources/meta-imx-fastbootディレクトリが作成されます。

3. 次のコマンドを使用して、meta-imx-fastbootレイヤをビルドに追加します。

bitbake-layers add-layer ~/imx-yocto-bsp/sources/meta-imx-fastboot

4. 同じツリーでイメージを以前にビルドしたことがある場合は、次のコマンドを使用してu-boot-imximx-bootパッケージをクリーンアップします。

bitbake -c clean u-boot-imx imx-boot

5. 新しいイメージをビルドします。このパッケージはすぐに使用できるようにcore-image-minimal向けに構成されています。他のイメージへの応用方法を以下でご紹介します。

bitbake core-image-minimal

6. 結果のイメージを好みの方法でeMMC/SDに書き込み、ボードを起動します。

7. デフォルトでは、ボードは通常通り起動します。高速起動を有効にするには、U-Bootでボードを停止し、次のコマンドを実行してください。

u-boot => run prepare_fdt

8. ボードを再起動します。この段階から、ボードは高速モードで起動するはずです。起動中にカーネルまたはsystemdによって出力されるメッセージは大幅に減少します。カーネルから不要な機能を削除したり、systemdによって開始された不要なサービスを削除したりすることで、起動時間はさらに最適化可能です。詳細は、AN14093を参照してください。

9. U-Bootに再度入る場合は、ボードの電源をオンにしたときに、シリアル・コンソールで「c」キーを長押しします。電源をオンにする前やリセット・ボタンを押す前に「c」キーを押し続けると最も簡単です。

仕組み

追加したレイヤには、U-Boot、ATF、imx-mkimageのパッチが含まれているほか、core-image-minimalレシピを変更します。

U-Bootでは、Falconモードに必要なオプションが「imx8qxp_mek_falcon_defconfig」という名前の新しい構成ファイルと、spl_start_uboot()関数の実装が追加されます。

ATFでは、デバイス・ツリーのロード・アドレスが正しいパラメータに追加されます。

mkimageでは、kernel-atf-container.img(ブート・パーティションにデプロイ)とuImage(rootfsにデプロイ)の2つのターゲットが新たに作成されます。

core-image-minimalレシピの変更により、新しいファイルが生成されたイメージに確実にコピーされます。

別のイメージをビルドする場合は、そのイメージに適した名前を付けた新しいファイルにcore-image-minimal.bbappendの内容をコピーする必要があります。たとえば、imx-image-fullをビルドする場合は、次のコマンドを使用できます。

cp ~/imx-yocto-bsp/sources/meta-imx-fastboot/recipes-fsl/images/core-image-minimal.bbappend ~/imx-yocto-bsp/sources/meta-imx-fastboot/recipes-fsl/images/imx-image-full.bbappend



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