注記:こちらのガイドはSeggerソフトウェア専用です。VSCode用のMCUXpresso拡張機能を使用する手順については、 「Segger J-Link Plusを使用してi.MX 8Mプロセスで...する方法 - NXPコミュニティ」を参照してください。
こちらのガイドは、i.MX 8MファミリープロセッサでSEGGER J-Link Plusデバッグプローブの使用を開始するためのテクニカルリファレンスです。こちらのガイドで使用されるボードは具体的には i.MX 8M Nano EVK ですが、i.MX 8M ファミリーのすべてのプロセッサにも適用されます。
ここでは、以下の構造を使用してプロセスについて説明します。
- ハードウェア要件
- ソフトウェア要件
- i.MX SDKを検索、ビルド、およびダウンロードする方法
- ホストのセットアップ
- サンプルアプリケーションのビルド
- ターゲットのセットアップ
- サンプルアプリケーションの実行
ハードウェア要件
ソフトウェア要件
i.MX 8M Nano SDKを検索、ビルド、およびダウンロードする方法
- Welcome | MCUXpresso SDK Builder (nxp.com)に進みます
- [Select Development Board(開発ボートの選択)]をクリックします

- ボードから[EVK-MIMX8MN (MIMX8MN6xxxJZ)]->[i.MX]->[EVK-MIMX8MN]を選択します

- [Build MCUXpresso SDK(MCUXpresso SDKのビルド)]ボタンをクリックします

- [Download SDK(SDKのダウンロード)]をクリックすると、[MCUXpresso SDK Dashboard(MCUXpresso SDKダッシュボード)]にリダイレクトされます

- i.MX 8M Nano SDKを探して、[Download SDK(SDKのダウンロード)]をクリックします

- [Download SDK archive and documentation(SDKアーカイブとドキュメントのダウンロード)]をクリックし、ソフトウェアの利用規約に同意します。SDKから.zipファイルがダウンロードされます

ホストのセットアップ
- Windows用J-Linkソフトウェアおよびドキュメントパック
- Windows版J-Linkソフトウェアおよびドキュメントパックをダウンロードします(https://www.segger.com/products/debug-probes/j-link/models/j-link-plus/)

- ダウンロードした.exeファイルを実行したら[Next(次へ)]をクリックします

- デフォルトのパラメータを使用してインストールウィザードに従い、[Finish(完了)]をクリックします。
- MinGW
- SourceForge.netのMinGW - Minimalist GNU for Windows - Browse /InstallerからMinGWインストーラをダウンロードします。インストーラの指示に従い、すべてのオプションをデフォルト値のままにしてください。

- インストーラーが終了したら、「続行」をクリックしてください。
- MinGWインストールマネージャーのウィンドウが表示されますので、基本セットアップからmingw32-baseとmsys-baseを選択してください。[Installation(インストール)]メニューをクリックし、[Apply Changes(変更の適用)]を選択します。

- 次のウィンドウで「適用」をクリックし、パッケージのダウンロードが完了するまでお待ちください。
- WindowsオペレーティングシステムのPATH環境変数に適切なアイテムを追加します。これは、[Environment Variables(環境変数...)]セクションの[Control Panel(コントロールパネル)]→[System and Security(システムとセキュリティ)]→[System(システム)]→[Advanced System Settings(システムの詳細設定)]のにあります。パスは \bin です。デフォルトのインストールパスである「C:\MinGW」を使用した例を以下に示します。パスが正しく設定されていないと、ツールチェーンは機能しません。注:PATH変数にC:\MinGW\msys\x.x\binが設定されている場合(KSDK 1.0.0向けの旧仕様)、新しいGCCビルドシステムが正しく機能するように、これを削除してください。
- CMake
- Download CMakeからCMake Windows x64インストーラをダウンロードします。下にスクロールしてインストーラの最新リリースを見つけてください。

- インストーラーを実行し、指示に従ってください。インストールプロセス中に、「すべてのユーザーのシステム PATH に CMake を追加」オプションを選択していることを確認してください。
- PCを再起動して変更を適用してください。
- GNU Arm Embedded Toolchain
- Downloads | GNU Arm Embedded Toolchain Downloads – Arm DeveloperからGNU ARM Embedded Toolchainインストーラをダウンロードし、下にスクロールしてインストーラの最新リリースを見つけてください。

- インストーラの指示に従い、プロセスの最後に[Add to PATH(PATHに追加)]オプションを確認してください。
- 新しいシステム環境変数を追加してARMGCC_DIRと名前を付けます。この変数の値をGNU ARM Embedded Toolchainのインストールパスにします。
ARMGCC_DIR=ARMGCC_DIR=C:\Program Files (x86)\GNU Arm Embedded Toolchain\10 2021.10

サンプル・アプリケーションを構築する
- [Windowsキー]を押して、GCC Command Promptを検索して実行します。

- ディレクトリをサンプルアプリケーションプロジェクトディレクトリ(armgccフォルダ内)に変更します。例えば、
C:\Users/\Documents\8MNANO\boards\evkmimx8mn\demo_apps\hello_world\armgcc
- コマンドラインにbuild_debug.batと入力するか、Windows Explorerでbuild_debug.batファイル(アプリケーションプロジェクトのarmgccフォルダ内)をダブルクリックします。
- ビルドプロセスが終了するまで待機し、エラーメッセージが表示されないことを確認してください。
ターゲットセットアップ
- デバッグ・ケーブル (USB-UART) をボードに接続し、もう一方の端をPCに接続します。

- 電源ケーブルを2番目のUSB-Cポートと壁のコンセントに接続します。まだボードをオンにしないでください。

- JLink PlusをUSBケーブルでPCに接続します。

- JLink Plusをi.MX 8M Nano EVKボードのJTAGに接続します。
この部分で9ピンCortex-Mアダプタとi.MX 8M Nano EVKボードからピン番号1を特定する必要があります。最初に「非接続ピン」のピン7を特定できます。
i.MX 8M Nanoの場合、コネクタの片隅にある数字の1で簡単に識別できます。

- 全体のセットアップは次のようになります。

サンプルアプリケーションの実行
- ホストPCでターミナルアプリケーション(TeraTerm、PuTTYなど)を開き、次の設定で最も番号の小さいシリアルデバッグポートに設定してください。
速度:115200
データ:8ビット
パリティ:なし
ストップビット:1ビット
フロー制御:なし


- SEGGER J-Link GDBサーバーを起動します。
- [Target Device(ターゲット・デバイス)]セクションで、[MIMX8MN6_M7]を選択し、[OK]をクリックします。

- 次のウィンドウが表示されます。

- GCCコマンドプロンプトの新しいインスタンスを開きます。
- 以前にコンパイルしたサンプルのディレクトリに移動します。ファイルが含まれているフォルダへのパスは次のとおりです。
/boards////armgcc/debug
- 次のコマンドを実行します。
arm-none-eabi-gdb.exe .elf.
例:
- この時点でGDBコマンドプロンプトが表示されているので、次のコマンドを実行します。
target remote localhost:2331
monitor reset
monitor halt
load
monitor go

- アプリケーションが実行され、ターミナル(PuTTY、Tera Term など)に「hello world」が表示されます。