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BMS & MBDT - MC33771B/MC33772BにおけるS32KとのTPL通信

1. はじめに

前回の記事では、従来のSPIプロトコルを使用してS32KをMC33771B/MC33772Bに接続する方法を学びました。その方法を用いると、アプリケーションは最大14セルのバッテリー・パックを管理できます。

この記事では、S32K1xxボードとMC3377xBTPLバッテリー・セルコントローラ間のTPL通信セットアップについて詳しく説明します。ここでは、14を超えるセルを直列接続できるバッテリー・パック用に、モデル・ベース設計ツール・ボックスを使用して設計されたバッテリー・マネジメント・システム・モデル用ハードウェアおよびソフトウェアのセットアップを取り扱います。この記事を読むと、ユーザーはバッテリー・セルコントローラのハードウェアを設定し、セルおよびパックの電圧、電流、温度、故障状態を読み取るSimulinkモデルをデザインできるようになります。測定値はFreeMasterを利用してホストPCに表示されます。

2. ハードウェア

14を超えるセルで構成される大型のバッテリー・バックを制御するには、バッテリー・パックを6セルまたは14セル(NXPセル・コントローラが接続できる最大数)のモジュールに「分割」し、各モジュールを監視する必要があります。メインMCUは、必要な情報を取得または設定するために、すべてのコントローラと通信する必要があります。この通信を実現するために、すべてのセル・コントローラをデイジー・チェーン・トポロジで接続し、トランシーバを使用してメインMCUをTPLネットワークに接続します。

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このセットアップは以下のパーツで構成されます。
  1. S32K144 EVB
  2. FRDM33664BEVB
  3. 1~15個のFRDM33771BTPLEVBまたはFRDM33772BTPLEVB
  4. 各セル・コントローラに対するBATT-6EMULATORまたはBATT-14EMULATOR
  5. S32K144EVB用のUSBケーブル、各エミュレータ用の12V電源
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  1. MC33664トランシーバをS32Kボードに接続します。これには2つの方法があります。1つは変換器ボードを使用する方法(UM1114の第2.4.3章のFRDM33664BEVB構成(TPL通信モード)を参照)、もう1つはワイヤで直接接続する方法です。上の写真では後者のアプローチを採用しましたが、UM11143 [1] の表6の説明に従って、ワイヤの代わりにパーフボードを使用しました。
  1. ツイストペア・ケーブルを使用して、最大15個のバッテリー・セルコントローラを接続します(OUT+からIN+、OUT-からIN-)。
  2. 各EMULATORボードの電源を入れます。

3.ソフトウェア

ソフトウェアのアプローチはSPIと非常によく似ています。このモデルには、MBD_S32K1xx_Config_Informationブロックと、FreeMaster通信用のFreeMaster_Configが必要です。

3.1 バッテリーセルコントローラー構成ブロック

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前回の記事では、1つのSPIインスタンスのみを使用して、1つのBCCデバイスと通信しましたが、今回のTPLでは2つのSPIインスタンスが必要です。1つはスレーブ、もう1つはマスターとして構成します。ユーザーは、モデルに2つのLPSPI構成ブロックを追加して、使用するハードウェアインスタンスを選択する必要があります。

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バッテリー・セルコントローラの [Configuration(構成)] には、同じMC3377xB_Configブロックを追加する必要があります。ここでは、モードをTPLに設定し、デバイス番号はBCCデバイス番号(この場合は2)に合わせて設定します。

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次の [SPI] タブでは、マスターとスレーブのインスタンス番号、およびTPLトランシーバに接続されたチップ・セレクトを選択する必要があります。マスターSPIインスタンスでは、ハードウェア設計者がハードウェアSPIとは別のピンを割り当てた場合に、ユーザーが通常のGPIOをチップ・セレクト・ピンとして使用することもできます。

3.2 測定

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値を読み取るには、SPI と同じブロックを使用しますが、今回は、読み取りたいバッテリーセルコントローラの CID を指定する必要があります。

上の図からわかるように、このアプリケーションでは2台のMC33772BTPLデバイスを使用しています。MC3377xB_Get_Valuesブロックは2つ追加しました。1つはCIDが1のデバイス用、もう1つはCIDが2のデバイス用です。合計のパック電圧は、各モジュール・スタック電圧の測定値の和です。すべてのセルが直列に接続されているため、CID1のデバイスについてのみパック電流を測定します。

4.例と検証

この記事には、上記の例が含まれています。あなたのセットアップでモデルを実行することは、プロジェクトの良い出発点となる可能性があります。コードが正常に生成され、ターゲットに展開された後、FreeMasterをUART経由でボードに接続し、以下のアプリケーションのようにホストPCで値を監視することができます。

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5. リソース

5.1.  UM 11143 https://www.nxp.com/webapp/Download?colCode=UM11143&location=null

5.2. FRDM33664BEVB https://www.nxp.com/design/development-boards/analog-toolbox/... 

5.3. FRDM33771BTPLEVB https://www.nxp.com/docs/en/user-guide/FRDM33771BTPLEVBUG.pdf

5.4. FRDM33772BTPLEVB https://www.nxp.com/docs/en/user-guide/FRDM33772BTPLEVBUG.pdf

5.5. S32K144 EVB https://www.nxp.com/design/development-boards/automotive-development-... 

この記事では、S32K1xxボードとMC3377xBTPLバッテリー・セルコントローラ間のTPL通信セットアップについて詳しく説明します。ここでは、14を超えるセルを直列接続できるバッテリー・パック用に、モデル・ベース設計ツール・ボックスを使用して設計されたバッテリー・マネジメント・システム・モデル用ハードウェアおよびソフトウェアのセットアップを取り扱います。この記事を読むと、ユーザーはバッテリー・セルコントローラのハードウェアを設定し、セルおよびパックの電圧、電流、温度、故障状態を読み取るSimulinkモデルをデザインできるようになります。測定値はFreeMasterを利用してホストPCに表示されます。

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最終更新日:
‎01-04-2026 11:39 PM
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