DSPIによる制御でヒープ領域の枯渇していた現象が解消しましたので報告します。
<環境>
マイクロコントローラ: MK64FN1M0VLQ12
開発環境: IAR Embedded Workbench IDE
SDK: KSDK_1.0.0
OS : FreeRTOS
DSPIによる周辺デバイスへの制御を実施。
下記モジュールでDSPIによる制御を実施した場合、「OSA_SemaCreate(&dspiState->irqSync, 0);」
で獲得したヒープ領域の解放がされていないため、複数回DSPI制御を実施した時に、queue.cでヒープ領域
が獲得できなくなり、xQueueGenericCreate(313行目~)の出口の「configASSERT( xReturn );」で停止していました。
そのため、下記箇所にてヒープ領域の解放を実施することで、ヒープ領域の枯渇が解消されました。
<場所>
KSDK_1.0.0\platform\drivers\dspi\dspi_master\src
<ファイル名>
fsl_dspi_master_driver.c
< モジュール名:dspi_status_t DSPI_DRV_MasterTransferDataBlocking() >
346 else {
347 OSA_SemaDestroy(&dspiState->irqSync);
348 }
※ 左端の数値は行番号です。
─── 以上 ───