インラインECC(Inline Error Correction Code)とは、メモリやストレージで発生するビットエラーをリアルタイムで検出・訂正する仕組みの一種です。i.MX 8M PlusのようなDDRコントローラでインラインECC機能を有効にすると、DDRアクセスのパフォーマンスは下がりますが、DDR容量の約1/8をECC領域として使用することで、ECCを保持するための専用メモリを追加する必要がありません(=BOMコストの低減)。
本稿では、インラインECCの機能説明と実装方法について紹介します。
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